セイロガン・正露丸に関する不正競争防止法違反が問題となった事件

胃腸薬として有名なセイロガンを販売する大幸薬品株式会社(大阪府吹田市)は、同じく正露丸を販売する他業者に対し、同社販売製品のパッケージデザイン等が大幸薬品株式会社の製品と類似しているため、不正競争防止法2条1項1号及び同項2号に違反するとして、使用差止及び損害賠償請求を求め訴訟を提起していました。
これに対し、平成24年9月20日、大阪地方裁判所は上記請求を棄却しました。
判決文を確認していないため正確なことは分かりませんが、報道記事等によれば、裁判所は、正露丸が一般的な名称として国民に認識されているし、両社の販売する包装箱の文字や大きさ等も異なること等を理由に、両社の商品が類似しないとして請求を棄却したようです。
なお、過去には、正露丸が商標登録されていたこともありましたが、その後、一般的な名称として認識されたことを理由に同商標は無効とされています。
実は、ヨシカワは、非常に胃腸が弱いため、正露丸を常備薬とし、カバンの中にも入れています。あまり意識していなかったのですが、正露丸を販売している業者は、10社以上もあるようです。
裁判所は商品が類似しないと判示しているようですが、10社以上の業者が正露丸を販売しているというのに、どの業者の製品もヨシカワには同じように見えますので、ある程度は類似しているのかもしれません。今度から正露丸を購入する際には、意識してパッケージを見るようにします。
なお、大幸薬品株式会社は、大阪地方裁判所の判決を不服として既に控訴を提起したとのことです。

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