今までトラブルとは無縁で弁護士に業務を依頼したことのない方の中には、弁護士に業務を依頼した場合、驚くほど高額な報酬を請求されるのではないかと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。弁護士に相談をした場合、話をしただけでお金を請求されるというのはよく聞く話ですが、例えば、弁護士と世間話をしただけでお金を請求されるのでしょうか。
今回の放送は、弁護士報酬に関するお話です。

一般に、弁護士に業務を依頼した場合、主に、以下の種類の費用が必要となります。

弁護士報酬
1) 着手金・報酬金
弁護士に事件を依頼した場合に、弁護士が依頼された事件に着手する段階で必要となるのが着手金であり、事件が終了した段階で得られた結果に応じて必要となるのが報酬金です。
2) タイムチャージ
タイムチャージ報酬は、弁護士に事件を依頼した場合に、弁護士の作業時間に応じて支払が必要となるものです。タイムチャージに基づく報酬を支払うことを前提に弁護士に業務を依頼した場合、通常は、上記1の着手金・報酬金は不要となります。
3) 法律相談料
弁護士が法律相談を行った場合に必要となるものです。
4) 顧問料
弁護士と顧問契約を締結した場合に必要となるものです。
5) 手数料
弁護士が事務的な手続等を行った場合に必要となるものです。
6) 日当
弁護士が出張をした場合に必要となるものです。

実費
交通費、収入印紙代等の実費です。