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法曹三者である裁判官・検察官・弁護士になりたいと思った場合、まずは、司法試験に合格をする必要があります。
この司法試験ですが、「現代の科挙」などと言われることもあるとおり、一般には、非常に難しい試験であるとされています。
ただ、法曹三者として働くためには、司法試験に合格した後、司法修習と呼ばれる修習期間を経て、いわゆる2回試験(司法試験の次に行われる試験であるため、このように呼ばれています。)に合格する必要があります
今回の放送では、この司法試験に合格した後の司法修習についてお話させていただきます。
司法修習においては、主に、裁判所での修習である民事裁判修習・刑事裁判修習、検察庁での修習である検察修習、法律事務所での修習である弁護修習が行われます。
そして、各修習において、裁判官の職務、検察官の職務、弁護士の職務に関わることになりますので、通常ではできない体験ができて非常に楽しいです。
ただ、修習の最後に2回試験に合格する必要がありますので、遊んでばかりもいられないわけです。また、従前までは、国から司法修習生に対して給与が支給されていましたが、平成23年に給与制が廃止されています。
このように、大変なこともありますが、司法修習は、裁判官、検察官、弁護士の職務を体験できる非常に貴重な機会ですので、司法修習生の方は、頑張って楽しんでください。
なお、少し前のことですが、司法修習を題材にした「ビギナー」という題名の月9ドラマがテレビで放映されていました。もしかすると、脚色が施され実際の司法修習とは異なるかもしれませんが、「ビギナー」を見れば司法修習がどのようなものかイメージをつかむことができるかもしれませんね。